110番しなきゃ! でも、住所がわからないときどうすればいい?【画像あり】

パトカー

事件や事故が起こったとき、かけるべきなのが110番だ。さすがに強盗や刃物を振り回す危険人物に遭遇するケースはほとんどないが、ちょっとした交通事故なら誰でも遭う可能性がある。当事者としても、目撃者としても。

けれど、まれなケースなだけに戸惑うのが住所の申告である。「そちらの住所は?」と聞かれてわからない場合も多々ある。そんなときにどうすればいいか、実際に街に出て調査した結果を踏まえ、お伝えしたい。

110番で住所がわからないときどうする?

私が110番をしたのは1回だけ、7年くらい前になる。妹と同乗していた車で事故に遭い、その場で私が110番をした。悪いのは強引に右折した相手方だったのだが、被害者である私の方が電話をかけた。

「事件ですか、事故ですか?」
「交通事故です」

と、おきまりのやり取りをしてから住所を聞かれた。この時は自宅近くのローソンのある交差点だったので、「〇〇のローソンがあるT字路です」と伝えた。この時はこれでオーケーで、10分経つかたたないかのうちのパトカーがやってきてくれた。

けれど、いつでも自分のいる場所がわかるとは限らない。

もし土地勘の全然ない場所で住所を伝えなければならない場合、どうすれいいのだろうか? 実際、街に出て調べてみた。

1)近くのお店

コンビニの支店名

一番わかりやすいのはこれだろう。近くにあるお店の名前、コンビニの店舗名を伝えること。コンビニの場合は入り口ドアのところにも、屋根の端っこあたりにも店舗名が書かれている。もちろん、個人経営のお店でも、看板が出ていればその名前を伝えることで、警察の方には場所が伝えられる。

2)信号機に掲げられた地名

交差点の名前

交差点には大抵このような看板が出ている。これを伝えれば一発だ。交通事故なら交差点で起こる場合が多いだろうから、これもかなり実用的である。

3)Siriに訊く

Siriが住所を教える

いきなり性質の違うものを出して申し訳ないが、これも実用的。交通事故にあったときは少なからず動揺するので、頭から抜け落ちてしまうかもしれないが、iPhoneユーザーであれば、Siriに「ここの住所は?」「ここはどこ?」と訊くだけで教えてくれる。ただし、iPhoneは通話中はSiriを起動できないので、あらかじめ確認してから通報するか、もしくは横にもう一人iPhoneユーザーがいる。

なお、近くに何もないような山中の道で事故が発生した場合、位置を伝えるにはこれが一番確実である。

4)自販機

自販機のステッカー

多くの自動販売機には、どこかに住所を書いたステッカーが貼ってある。それを見れば一発でわかる。……はずだったのだが、今回私がたまたまチェックした自販機にはそういったステッカーがなかった。上の画像にある情報で場所が特定できる可能性もあるが、警察がコカ・コーラとデータを共有してるなんてことがあるのか……? これはたまたま住所が書かれていなかったが、書かれてる場合もあるので、探してみよう。

5)電柱のNTTの番号

NTTの電柱番号

電柱には、よく見ると2mくらいの高さにプレートが貼られていて、そこに文字と数字が書かれている。これはNTTが管理しているようだが、これでも場所は伝わるという。

ただし、交差点となると電柱や標識がたくさん立っており、それぞれに自治体やら警察やらNTTやら、いろんな組織が割り振った番号やら記号が書かれていて、どれを伝えればいいのかよくわからない。まあ、警察のマークがある数字でも大丈夫のはずだが。

事故があったときに交差点で上を見ながらウロウロしているとちょっと危ないし、あまり実用的な方法とはいえないかもしれない。

6)橋やトンネルの名前

金鑚神社近くの橋

上で自販機のステッカーを見ればわかると書いたが、実はステッカーを探す前、すぐ近くに存在すら知らなかった橋があるのに気づき、その名前が見えていた。その橋の名前でも、住所は伝わるはずだ。多分地元の人でもそんな橋の名前は知らないだろうが、警察には伝わるはずだ。

最終的には何とかなるので心配は少ない

住所を伝えるためのいろいろな方法をお伝えしたが、ただ結局のところ、何とかなるものだ。何かしら店舗がある場合が多いだろうし、交差点や自販機のひとつくらいあるはず。さらに、最近は自動的にスマホのGPSデータが利用され、かなりの精度で位置がわかるという。また、電話口でも具体的に場所を特定するための質問をしてくれるので、それに答えていけばあまり心配はいらない。

その他、110番通報で気をつけること

住所のことはもちろんだが、その他、110番通報に関して気をつけたいこと、知っておきたいことをご紹介しよう。

  • 110番通報をすれば119番通報を別でする必要はない

これは実際に110番通報をするときまで知らなかったのだが、110番通報をすれば、別で119番通報をする必要はない。まあ、冷静に考えればそうだろうと思うのだが、情報は警察と消防で即座に共有されるとのことだ。110番でけが人がいることを伝えれば、自動的に救急車も出してくれる。

  • 連絡先の交換は個人間で

交通事故が起これば警察が来てくれる。だが、事故の相手方との連絡は基本的に個人間で行うこととなる。名前、連絡先の交換は自主的にやらなければならない。これを聞いておかないとあとあと面倒なことになる。

  • すべて自分がやること

7年ほど前に、妹の車に同乗していて、交通事故にあった。こちらの車が直進で、無理に右折して来た車にぶつかってしまったのだ。明らかに相手方に落ち度があった。だが、110番通報をしたのも、車を止めさせてくれるようコンビニの店主にお願いをしたのも、被害者の自分であった。なんだか理不尽な気もするが、そういったアクシデントがあった場合、自分でやらないと物事が進まない。基本的に誰も助けてくれないと思って、自分が動くしかない。

  • 緊急性がないなら警察署の番号か♯9110へ

すぐに警察に来てもらわないと困る、というわけでもない時は、110番は使わないほうがいい。最寄りの警察署の普通の番号か、もしくは♯9110にかけよう。「警察の電話番号は110番」と思い込んでる人もいそうだが、もちろん、警察署や駐在所にはそれぞれ普通の電話番号もあるので、それを調べてかければいい。

終わりに

110番などかけずに済めばそれが一番だが、人生1度や2度はかける機会もあるだろう。そんな時に慌てずこちらの情報を伝えられるようにしたいものだ。