マレーシアのクアラルンプールへの移住はアリか?

KLの夜景

8月29日火曜日オンエアの「幸せ!ボンビーガール」という番組を見ていたら、衝撃を受けた。この番組は貧乏な女子の生活ぶりを紹介するという内容なのだが、その中でひとり、マレーシアはクアラルンプールで優雅な生活を送る女子が出演していたのだ。

その女子が住んでいるのはプール付き・ジム付き・家具家電付きの高級コンドミニアムで、なんと家賃は35,000円ほどだという。まるで六本木ヒルズのような高級マンションに、そんな値段で住んでいるというのだ。

「もしこれが本当なら、移住しない手はない」

そう思ったので、調べてみた。

マレーシアってどんな国?

まずマレーシアという国についてだが、東南アジアの中の一国で、マレー半島とボルネオ島北部に海を挟んで分かれている。公用語はマレーシア語と英語。首都はクアラルンプール(KLと略記される)。人口は3,119万人。民族の内訳はマレー系が67%、中国系が25%、インド系が7%となっている。

宗教はイスラム教が61%で、仏教が20%である。政体としては議会制民主主義を取っており、1957年にイギリスから独立して以来、ずっと与党連合・国民戦線が政権を担っている。

クアラルンプールなど都市部は高層ビルが林立するなどかなり発展しており、その光景だけ見るともはや発展途上国とは思えない。治安もかなりいいようだ。日本人にとっては10年連続で「移住したい国ナンバー1」に輝いており、注目を集めている。ただし、実際にマレーシアに住んでいる日本人はまだ1万人程度だという。

物価は1/3で、月4万でプール付きコンドミニアムに住める

物価はおおむね日本の3分の1ほど。たとえばこんなものが安い。

  • ガソリン1L=60円
  • 豚肉1kg=400円
  • 米10kg=1,700円

食べ物や交通機関の料金はかなり安いようだ。が、すべてがすべて安いわけではなく、衣料品は日本と同等、さらにシャンプー・リンス・洗剤といった生活必需品や日本食はやはり高いらしい。

現地の生活になじんで暮らせば安く済むが、日本と似たような条件を求めるとなると高くつく。そんなところだろう。

では問題の家賃だ。ボンビーガールでは月4万円ほどでプール付きコンドミニアムに住めると言っていたが、はたして本当なのか?

実際、そういう賃貸不動産の紹介サイトを見てみると……あった! 4万円ほどでプール付きのすばらしい物件たちが!

まあ、実際にはどこもかしこも安いというわけではなく、立地や広さによっては6~8万円ほどというところもある。だが、それでも破格である。

東京で家賃6万といえば完全に1Kだし、下手をすればユニットバスである。広さも6畳ってところだろう。けど、クアラルンプールで月6万出せば大豪邸だ。占有面積60平方メートル、ソファやベッドやテレビもついて、窓からはきらびやかな夜景。なんということだろう。

調べれば調べるほど、移住しない手はないと思えてくる。

けど、それにしても、この家賃の安さは不思議だ。いくら物価が安いといっても、月4万円であのレベルの部屋を、家電家具付きで賃貸に出して儲けがあるのだろうか? 不動産価格がべらぼうに安いのか?

これについては何か裏がありそうな気がするのだが……詳しいことまではわからなかった。

オーナーは家賃収入には期待していない?

家賃が安すぎる謎については不思議だったのでさらに調べたが、あのネオヒルズ族として有名だった与沢翼氏がおおむねこんな説明をしていた。

与沢翼の説明

東南アジアでは、不動産は価値が上昇するのが前提となっている。毎年5%の経済成長が普通なので、1.05の10乗が1.63なので、10年で不動産価格も1.6倍くらいになると考えるのが普通。となると、不動産は安く買って高くなった頃に売ることで利益が期待できる。家賃収入は付随的なものに過ぎない。

なるほど、こういう事情があるのなら納得である。

おそらくクアラルンプールを含めた東南アジアでは、不動産は「安く買って高く売る」のが目的となっているんだろう。将来の値上がりを期待しているわけだ。それまでの家賃収入というのはたいして期待していないし、空室よりとりあえずだれか入居してくれていた方がいいくらいに思っているのかもしれない。

クアラルンプールに移住した芸能人はGACKT

クアラルンプールに移住した芸能人といえば歌手のGACKTである。日本にもたびたび戻っているらしいが、基本はもうクアラルンプールなのだとか。内見マニアでKLの物件は500件以上見たというから、物件選びをするならGACKTに相談するのがいちばんよさそうだ(無理だけど)。

GACKTは世界各国を見てあるいて、その結果クアラルンプールに決めたというから、これはかなり信頼できる。しかも、あのGACKTだから、「家賃が安い」というのが理由ではないはず。生活するのにいちばんいいということだ。

ちょっとGACKTに移住の件で相談に乗ってもらいたいが、残念ながらアポは取れそうにない。

マレーシア移住の失敗やデメリットとは?

ボンビーガールではマレーシア移住のいいところだけを伝えていたが、実際にはデメリットもあるはずだ。失敗したという方も絶対いるはずである。というわけで、ざっくりとマイナス・ポイントがないか調べてみた。

1)物価が思ったほど安くない

上で、物価は日本の3分の1ほどと書いたが、人によっては「それは過去の話」としている人もいる。これは意見が分かれており、どれが本当なのかよくわからない。おそらく、どういうお店でどういうモノを買うかで実感値が変わってくるのだろう。

しかし、物件の条件や家賃に関してはそういう意見の相違はない。上に書いた通りだ。私としては、それだけでも十分魅力に感じられる。

2)治安がよくない

マレーシアはそこそこ治安がいいとされているが、それでも日本に比べれば油断はできないのだとか。バイクに乗ってすれ違いざまにバッグをひったくるやつもいるし、テーブルに置いたスマホをパクるやつもいる。そういう部分では注意が必要だという。

3)現地人との時間感覚のずれ

YouTube動画で実際に移住した人の話を聞いてみると、これを問題点というか、カルチャーギャップとしてあげている人が何人かいた。日本人は約束を守るし、時間にきっちりしている。が、マレーシア人はのんびりしており、時間も約束事もテキトーなんだとか。

たしかに役所の手続きとかであまりルーズに仕事をされるとイラつきそうだが、逆に、慣れればこれはよさそうな気もする。そもそも日本人がきっちりしすぎな気がしているので、これは魅力にもなりうる。

まとめ

ボンビーガールをきっかけとしてマレーシアに興味を持ち、調べてみた。結果、もっとも気になっていたコンドミニアムについては放送の通りかなり安い値段で借りられるということで、ますます興味が湧いてきた。

やや気がかりなのは物価がいうほど安くないかもしれないというところ。だが、少なくとも日本よりは安いようなので、やはりこれも魅力を減じるものではない。

また、気候は一年中あたたかく、寒さに耐える必要がない。高い服を買う必要もない。さらには花粉が飛んでいない! てか、花粉症にとってはこれだけでも大きなメリットとなる。

現在、アフィリエイトで月収が15万ほどあり、ネットさえ繋がれば海外でもおそらくこのくらいは稼げる。となれば、収入はアフィリエイトで稼ぎつつ、生活コストが安くていい部屋に住めるクアラルンプールは夢のような場所だ。

家具家電付きの部屋で仕事をし、夕方にはモールや市場でショッピング。夜はペトロナスツインタワーの夜景を見ながらナイトプールで泳ぐ。そんな生活が現実になるかもしれない……というか、実際にできると思うとわくわくが止まらない。ぜひとも、前向きに、現実的に、検討していきたい。