NHK受信料契約の断り方はこれがスマート|一人暮らし初心者の方へ

NHK社屋

一人暮らしを始めると、実家暮らしのときにはなかったトラブルや苦労が増える。もっとも頭を悩ませる問題、深い悩みに発展しうるのは隣人トラブルだろうが、だれしもが不安に思い、対処に困るのは……そう、NHKの受信料徴収だ。

NHKが好きで、テレビで見ているのなら払えばいい。払うべきだ。

しかし厄介なのは、ワンセグを持っているのだけれど見ていない場合、テレビはあるのだけれどBSは見ていないという場合などである。さすがに、見ていないのに受信料を払う気にはなれない。放送法に照らしても、契約の義務はなさそうである。

以下では、NHK受信料の断り方、回避の仕方を考えてみたい。

居留守を使う

これがもっとも単純なやり方だ。とにかく訪問者には対応しない、あるいはオートロックの映像を見てNHKらしき人物ならスルー。これで回避し続けるという方法もある。

だが、居留守はデメリットも大きい。宅配便の人をスルーしてしまえば再配達で迷惑をかけることになるし、居留守でしのいでも彼らはまたやってくる。何度でも。

また、居留守を使うということは、NHKを見ているのに受信契約をしていない人物との外形的な区別がつかない。NHKの集金人はあなたのことを悪質な契約逃れをしている入居者と認識してしまう可能性がある。これはあまり気分のいいものではない。

というわけで、居留守を使うのは総合的に考えてあまりおすすめしない。

ただし、かよわい女子の場合は別である。近年、NHKの集金人が女性宅に侵入して暴行するという事件も起こっている。その部屋に若い女性が住んでいるというのを知られるだけでもリスクがある。女性の場合は、あきらかに宅配便や郵便屋さんである場合以外、居留守を決め込むというのも手だろう。

「お帰りください」とだけ繰り返す

これはネットでよく書かれている対処法である。この方法が有効である根拠は不退去罪というものだ。

刑法130条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。

他人の家に勝手に入り込むのは不法侵入という有名な罪だが、「要求しているのに立ち去らない」という場合も不退去罪という立派な罪になる。

だから、NHK集金人も、こちらが「お帰りください」と言ってるのに家の前にとどまるならば、罪になる。悪質な場合、警察を呼べば不退去罪の現行犯で逮捕してもらえる。こういった事情をNHKの集金人たちも知っているので、「お帰りください」を何度か繰り返せば帰っていく……らしい。

しかし、これも問題が多い。やはりこの方法でも、悪質な受信料逃れと区別がつかないし、何より気分がわるい。相手が何を言っても同じセリフを繰り返すのには、ある程度の胆力も必要になる。そして、そのときは帰っても、どうせまた来る。

テレビもワンセグも持たない

これがいちばん理想的な方法だ。テレビもワンセグもないなら、正直にそれを伝え、契約をお断りすることができる。もちろん、完全に合法的に。

私は20歳で一人暮らしをはじめ、そこから30歳くらいまで部屋にテレビを置かなかったので、「テレビはありません」の一言でNHKの集金人は帰ってくれた。もちろん部屋の中を確認されることもなかったし、ほとんどの集金人はワンセグの件まで踏み込んでは来なかった。

今どき、テレビなどなくてもそうそう困らない。ぶっちゃけ、見たい番組だけを、ネットで何らかの方法を使ってみることだってできるわけで、テレビなど置く必要はないだろう。

ただし、30歳となったとき、仕事の関係で引っ越して、そこで人生で唯一NHKと受信料契約を結んでしまったことがあった。テレビはなかったのだが、そのとき持っていたガラケーにワンセグ機能がついていたのだ。

NHK集金人
携帯電話にワンセグ機能がありませんか
自分
ちょっと分からないですね
NHK集金人
ではお調べしますので、お見せいただいてもよろしいですか
自分
ハァ……

間抜けなことに、私は携帯電話を見せ、ワンセグ機能があることが発覚。契約してしまった。

だが、ワンセグでも契約しなければならないというのはNHKが一方的に決めている規約に過ぎず、法律的にはグレーである。ワンセグなら契約しなくていいはずだという主張で行われたとある裁判では、一審でNHKの敗訴、二審で逆転、最高裁の結果はまだ出ていない。

NHK側はなぜか自信満々で「払う義務がある」というようなことを言ってくるが、法律の解釈は人それぞれなので、こちらが「払わなくていい」と思えば、契約を拒否してもいいのだ。一方的に契約を迫られてまんまとサインをし、クレジットカードを渡してしまったのは何とも不覚だった。

「書面でお願いします」または「必要ならネットでします」と伝える

これは最近気づいた方法である。何も集金人と相対する義務などはなく、契約に関することなら書面でくれるよう、お願いすればいい。

「必要でしたら契約書は郵送するかネットで申し込みますので、書面でお願いします」

あとは、必要書類などを郵便受けに入れておいてもらえばいい。そして、法律上の契約義務があるなら契約すればいいし、なければ捨て置けばいい。

この方法に気づいたのは、他ならぬNHKの対応を見た(聞いた)からだ。こちらの動画をごらんいただきたい。

NHKから国民を守る党代表の立花孝志氏のチャンネルにアップロードされた動画で、日本民族行動会議の細田政一氏がNHK阪神営業センターを訪ねている。NHK側はインターホン越しのまま頑として出てこず、ドアを開けることもしない。そして、動画の6:30あたりでこう言っている。

「ご契約していただけるということでありましたら、ご住所の方に契約書をお送りしたい」

そう、受信料契約は、契約書を郵送すればそれで済む話なのだ。

たしかに、NHKを受信できる設備を持っている者にはNHKとの契約の義務がある。しかし、集金人と相対しなければいけない義務などない。だから、ここはNHK阪神営業センターを見習い、決してオートロックの解除などはせず、「契約が必要なら契約書を投函しておいてくれ」と伝えれば済む話である。というか、「必要なら、ネットで自分でします」でいい。うん、これでいい。

それにしても、NHKの営業センターの対応はひどい。細田氏が強面だからという部分もあろうが、最初から頑としてオートロックを開けず、何を主張しても「書面でお願いします」に終始して、対話をしようとしない。録音をしていたら対応しないというのも謎である。

まとめ

NHKの受信料契約の断り方について、いくつかの方法を考えてみた。前提としたのは、契約義務を不法に免れる方法は取らない、というところだ。他のサイトを見ると、明らかに違法な方法を勧めているところもあるが、それは気分が悪い。完全に合法的に、ひとつの非もなく、NHKを追い返したいものである。

いちばんのおすすめは「必要ならネットで自分でします」だ。

実際には試していないので、これで本当に集金人が帰るかどうかは分からないが、もしまた一人暮らしをしてNHKの集金人が来たら、この方法を試そうと思う。

「NHKの受信設備の件で参りました」
「受信契約でしたら、インターネットを使って自分でしますので」
「そうですか。ではよろしくお願いします。失礼します」

となることを期待している。