うんちが出ないとき、病院の何科へ行けばいい? 期間の目安は?

問診

何日も何日もうんちが出ないと、お腹が張って苦しいし、「大丈夫か?」と不安になるものだ。便秘も2日3日ならまだいいが、長引いてくると病気ではないかと心配になる。肌荒れや頭痛、胃もたれといった副次的な症状も出てきてしまう。

そんな、うんちが出ないという苦しい便秘状態が続いた場合、どのくらいの期間長引いたら病院に行くべきなのか? また、病院に行くとしたら何科にかかればいいのか、ご紹介しよう。

どのくらいうんちが出ないと異常なのか?

うんちが出ない男

お腹が張るのに出ない苦しみ……何とかしたいものだ。

2、3日お通じが出ない日が続く。これくらいはよくある話だ。男の私でもあるくらいだから、女性なら日常茶飯事だろう。大抵は、数日待てば排便がある。が、それ以上続くこともある。

では、どのくらい便秘が続くと異常なのだろうか?

目安としては、1週間だ。1週間以上排便がなくてお腹が張る、苦しい、さらにはそんな便秘が慢性的に続いているという場合は放って置かずに病院へ行き、医師の診断を受けるようにしたい。

便秘を放置するとどうなる?

便秘になることはよくあることで、ありふれた体の不調である。けれど、便秘を甘く見てはいけない。スムーズな排便がなく苦しいのに放置していると、あなたが思っているよりも重大な事態を引き起こすことがありうるのだ。

お腹を抑える女性

男性に比べて筋力が弱く、便やおならを我慢しがちな女性は便秘になりやすい。

例えば、便秘をそのままにしておくと、こんな副次的な不調が生じることがある。

1)肌荒れ

これは女性であれば一度は聞いたことがあるだろうし、実感したという人もいるだろう。

便は、栄養を取り除いた後の老廃物である。それが腸内に溜まってしまうと、体の老廃物は下から出ることができなくなり、血液中へ溶け出してしまって全身を巡ることになる。そうして、最後には皮膚から体外へ放出される。つまり、ここで肌荒れが生じるのだ。

2)腰痛

腸と腰は非常に近い位置にあるため、便秘と腰痛も密接に関連している。例えば腰痛の原因として挙げられる椎間板ヘルニア。これは背骨の間にある軟骨が飛び出して神経を圧迫してしまうという病気だが、これにかかると排便や排尿機能に障害が発生することがある。

うんちが出ないだけでなく腰痛もあるという場合は、この両者が密接に絡み合っている可能性もある。

3)胃痛

腸の異常と胃の異常はもちろんのこと密接に絡み合っている。胃痛と便秘はどちらかが原因というより、ストレスなどの同じ原因によって引き起こされることが多いため、両方をまとめて解消する必要がある。

4)偏頭痛

頭と腸。この2つは離れているのでちょっと意外だが、実は便秘と偏頭痛も密接に関連している。両者が同時に発症するという場合もかなりあるようだ。

ただ、これも胃痛の場合と同じく、どちらがが他方を引き起こすというより、同じ原因によるものらしい。その原因とは、自律神経の乱れ。偏った食事や運動不足といった生活習慣によって自律神経が乱れ、便秘と偏頭痛を引き起こしてしまう。

便秘はもろもろの不調のサイン

以上のように、「うんちが出ない」という状態は他の副次的な不調を引き起こしたり、あるいは別の部分に不調が生じているサインであったりする。放置するのではなく、ひどい場合には病院にかかる方がいい。

うんちが出ない場合は何科に行けばいい?

では、病院には行くとして、何科を受診すればいいのだろうか? 実は、絶対にここという正解はなく、いくつかの可能性がある。

大きな病院

原因がはっきりしない、症状が多様という場合は大きい病院の方がいい。

1)消化器内科

まずはここ。消化器内科とは、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆道・膵臓の疾患を扱っている科である。もし行ける範囲で消化器内科があれば、まずはここへ。

2)内科

田舎の場合、消化器内科のクリニックが近くにない場合もある。かく言う私も、今Google Mapで調べてみたところ、一番近い消化器内科まで車で43分だった。そんな距離を行くのはしんどいので、とりあえずは近くの内科を受診してみよう。

3)胃腸科

胃腸科で検索してみたところ、これは田舎の方にもあった。都会も含め、大小のクリニックが広く点在している。ここを受診してもいい。とりわけ、上で書いたように胃痛も併発している場合や慢性的な便秘を抱えているならここがいい。

4)便秘外来

そのものズバリ、こういう科もある。しかし、便秘外来があるのは大きな大学病院などに限られるため、現実的には通いやすい距離にある場合は稀だ。調べてみてたまたま近くにあればラッキーという程度。

5)小児科

5歳くらいまでの小さな子供の場合は小児科を受診しよう。

病院での問診と治療内容

問診

今の症状、これまでの便秘歴、現在服用してる市販薬などの情報は正確に伝えるべし。

さて、便秘が1週間以上続いている。苦しい。自分の家から遠くない総合病院、またはクリニックを調べて場所がわかった。保険証もしっかり持った。そしたらいざ病院へ。

  • 実際に病院へ行くと、このような問診が行われる。
  • いつから便秘が続いているのか(慢性的なものかどうか)
  • 前に出た便はどのような形だったか
  • 排便時に違和感はあるか
  • 便秘薬は何か服用しているか
  • 普段どのような食生活をしているか

こういったことを確認される。それからベッドに仰向けになるなどして触診。診察時間自体はそう長くなく、5分から20分で終わる。

それからは、その人の特徴や生活習慣にあった食事方法や運動についてのアドバイスを受ける。これは自分でも調べられることだが、実際に自分の体を診察してくれた医師のアドバイスは大切に聞いておこう。

さらに、体の状態に応じて便秘薬を処方してくれたり、浣腸をしてくれる。

まとめ

うんちが出ない。よくあることだが、実は他のさまざまな不調を連動していたり、もっと根深い不調のサインとなっていることもある。1週間ほども続いて苦しいようなら、遠慮なく病院を受診しよう。

もしお近くに便秘外来があればそこへ、なければ胃腸科か消化器内科を受診しよう。便秘の原因がはっきりせず、他に不調がありそうな場合は、他の科へ回してくれる大きめの総合病院がいい。