久しぶりの運転なら絶対厳守! 7つのポイントをご紹介

ハンドル

初めての車の運転というのは緊張するものだ。多くの人がしていることとはいえ、一歩間違えれば大事故に繋がる。公道には危険がいっぱいである。

が、初めてのときよりもっと怖いのは、案外、久しぶりの運転かもしれない。最初のときは教習所でしっかり訓練を受けて、その流れで運転するからまだいい。が、2年3年、場合によっては数十年ぶりの運転となると、基本的なことも忘れているし、教えてくれる人もいなかったりする。

そんな、恐怖と不安に満ちた久しぶりの運転をするときの注意事項を7点にまとめてみた。

1)自信がなければ初心者マークを付けるべし

久々の運転すぎて、もはや初心者レベル。いや、それ以下だ。なんて人は、遠慮せずに初心者マークを付けて運転しよう

たまに「初心者じゃないのに付けていいの?」と疑問に思う人がいるが、まったく全然構わない

初心者マークは、免許取得後1年間は付ける義務があって、もし貼っていないと罰金6,000円、減点1点とされてしまうが、逆に、それ以降に付けていたとしても何の罰則もない。

慣れてこないうちはもたついたり変な動きをしてしまうこともあろうから、初心者マークを付けておけば少しは周りに配慮してもらえるかもしれない。

とはいえ、過信は禁物だが。

2)スピードゆっくりブレーキは早めに踏むべし

一番基本的なことだが、スピードは出しすぎないこと。ついつい流れに乗ろうとすると40キロ制限の道でも60キロ65キロ、道によっては70キロと飛ばしそうになるが、慣れないうちはトロトロと運転することだ。

さすがに制限速度以下だと煽られたり抜かされたりしまくるので、程よいスピードを心がけること。

私は一昨年、ほぼ10年ぶりに車を運転した。乗ったのは三菱の軽バン・ミニキャブである。貧弱な車だからというのもあろうが、60キロを越えると急に止まりにくくなったように感じた。

できれば、制限速度以上、60キロ以下で走るように心がけるといい。もちろん、道や交通状況によるが。

豆知識

速度による停止距離(止まろうと思ってブレーキをかけ、実際に止まるまでの距離)は40キロと60キロの時とで16メートルほども変わってくる!

停止距離

速度による停止距離 – 警察庁

また、早め早めのブレーキが肝心。交差点で止まるときも、だいぶ余裕を持って減速し、ゆるゆると距離を詰めて行けばいい。何度かに分けてブレーキングするポンピングブレーキのことも思い出そう。

さらに、急カーブに入るときは減速しすぎくらい減速した方がいい。案外、遠心力というのは強く働くもので、迂闊にハイスピードに曲がろうとすると曲がりきれなくなってしまう。

私の家の近所でも、急カーブを曲がりきれなかった車が外へ膨らみ、崖から転落してしまうという事故が起こったことがある。そうならないように……。

3)車庫入れの練習は公園ですべし

久しぶりの運転となると、車体の感覚がつかめない。車体感覚がないと、車庫入れもできない。だから、車庫入れの練習をしよう。

いきなりショッピングモールの駐車場に行き、ベンツやクライスラーの横にバックで駐車してみれば緊張感があって上達が早そうだが、それは怖いというあなたには寂れた公園の駐車場がオススメだ。

田舎の方であればたいてい近所に1つは寂れた公園があるはずなので、そこの端っこで思う存分練習をするといい。

私は脱ペーパードライバーを目指したとき、誰もいない公園の駐車場で個人練習をしていた。生垣のような低い低木のあるところでバックをし、降りて間隔をチェック。また、ギリギリだと思うところまで幅寄せをしてみて、また降りてチェック。カラーコーンの代わりにペットボトルを置いてやっていた。

この「感覚でやってみて、実際に降りてチェック」を繰り返していると、だんだん車体の感覚がつかめるようになっていく。

なお、それだけやっておきながら、運転開始の約半年後、ショッピングモールの駐車場でお店の設備にぶつけてしまった。修理費用およそ100万円。保険に入っていなければ破産していたところだ。……これで100万!? って思うけれども。

接触してめくれた金属

ポールに当たったのに気づかず、金属に接触してめくれている。

接触したところ

高いところだけ見て、下の出っ張った部分に気づかず。

4)エアコン操作も覚えるべし

久々の運転だと、つい意識はアクセルやブレーキ、ウィンカーなどに向きがち。そういった部分はしっかり確認し、抜かりなく準備する。

一方、エアコンについてはいい加減になりがちだ。マークの意味も理解せず、テキトーな感じで使ってしまう方も多いはず。

だが、エアコンについて理解していないと、窓が曇ったときに慌てることになる。

湿気が多い日、寒い日、車内に力士が3人同乗しているとき、そんな時は窓ガラスの内側が曇ってしまう。すると、前が見えない。前が見えないから衝突事故を起こす。力士は鍛えているから軽症で済むかもしれないが、一般人のあなたは即お陀仏ということになりかねない。

どうすればいいかというと、窓にエアコンの風を吹き付けることだ。

エアコンのスイッチ類があるところに、こんなマークがあると思う。四角い窓に、3本の矢が突き刺さってるマークだ。

デフロスタースイッチ

これを押すか、あるいはひねるタイプならひねって、ここに合わせる。デフロスタースイッチというらしいが、まあ、名前は覚えなくてもいいので、窓が曇ったらこいつを使おう。

エアコンの温度は熱風でも冷風でもいい。とにかくエアコンから出る乾いた空気を窓の内側に当てることで、曇りを取り除くことができる

なお、ガラスの内側が汚れていると曇りやすくなるので、たまには拭いてきれいにしておくこと。

5)ヘッドライトは早めに点灯すべし

夕方になってきたら、ヘッドライトは早めにつけよう。自分が見えるからといって、ナメてはいけない。夕暮れのヘッドライトはむしろ、他の車や歩行者に自分の存在を知らせる役目がある。

日中であっても、雨が降っていて視界が悪いなら、つけておくに越したことはない。

しばしば、もうかなり暗くなっているのにヘッドライトを点灯させずに走行している車を見かけるが、あれは理解に苦しむ。そういう車の運転手は判断力が狂っている可能性が高いので、迂闊に近寄らないことだ。

6)不安ならペーパードライバー講習を受けるべし

もしどうしても不安なら、教習所でペーパードライバー講習を受けるのもありだ。そういうサービスがあるのだ。

お近くの、かつて通った教習所を調べてみてもいいし、出張サービスをやっているところもある。だいたい2時間で1万円前後の料金で講習を受けられるらしい。

7)こんな怪しいヤツには近づくな!

結局、これがいちばん大事だと思う。とにかく、怪しい動きをしている車には近づかないことだ。

自分が久々の運転だと、他のドライバーはみんな運転が上手いように感じる。そういう先入観を抱きがちだ。だが、そんなことはない。公道には変な運転をするドライバーがあちこちにいるのだ。

例えば、こんな車両には注意。

逆走車

逆走は論外だが、他にも危険なドライバーはいっぱい……

a)ウィンカーを出さずにノロノロ運転

これはよく見る。一見、路地かどこかに入りそうなゆっくりしたスピードで走りつつ、しかしウィンカーを出さない。で、ノロノロと走っている車。つい車間距離を詰めたり、追い越したくなるが、どう動くかわからないので注意が必要である。

いきなり止まるかもしれないし、いきなり右左折をするかもしれない。おそらく、「この辺りで曲がるんだったかな?」とか迷いつつノロノロ運転をしているのだろうから、他の車両への注意力も下がっているはず。車間距離をしっかり取って、不測の動きに備えよう。

b)路地に入りそうで入らない

これもたまにいる。広めの道から、細い路地へ入りそうで入らない車だ。おそらく、入る路地を間違えて、戻ろうか戻るまいか迷っているのだろう。これも迷惑。

そのまま一旦路地へ入るか、せめて後続車が通り過ぎるまでじっとしていてくれればいいのだが、追い抜こうとしたタイミングでバックしてくる車とかいるので、これも注意。一旦、こちらが後ろで停止して、安全確認をしてから抜かすのがベストだろう。

c)コンビニで後方確認しない

コンビニなどの駐車場で、こちらが動いているのに、バックして出てくる車がいる。これも注意が必要。他に動いている車があるのに発進するやつの気が知れないのだが、そういう人はいる。

思った以上に他のドライバーは周囲を見ていない。そういう前提で考えよう。

d)煽ってくる車

こういう人も多い。制限速度は超えていても「遅いぞ!」と煽ってくる車、あるいは右折しようとして待っていると「早く行け!」とクラクションを鳴らしてくるドライバー、結構いる。

だが、だからと言って焦らず、慌てず、カッとせず、冷静に対処したい。中には頭のおかしな人もいるというのは、たまにニュースで見る通り。停車して先に行かせるなり、落ち着いて右折するようにしたい。

e)中央線をはみだす車

たまに、対向車が中央線をこちら側へはみ出してくる場合がある。ちょっとしたカーブで、内に入りすぎてはみだす、というパターンが多いように感じる。

運転席を見ると今にも昇天しそうなおじいさんという場合もあるが、酔っ払いのパターンや眠気を催す薬を飲んだ直後という場合もありうるので注意。

最後に

以上、車の運転が久しぶりという人に向けて、7つのポイントをお伝えした。

数年ぶり、あるいは何十年ぶりとなると運転は不安なものだが、これも自転車と同じで、少しやっていれば慣れてくるものだ。感覚が戻ってくる。それまでは、スピードは出しすぎず、注意しすぎぐらい注意して運転しよう。