まさかの600円越え!? 加熱式タバコの増税予定がやばすぎる

アイコスにグローにプルームテック、いま加熱式タバコがアツい。喫煙者への風当たりが強くなる昨今、普通のタバコより吸う場所を選ばない加熱式タバコに注目が集まっている。

アイコスは一時期の品薄も解消されてコンビニでも買えるようになり、他者の商品も増えてきたが、しかし、増税されるというウワサも……。

加熱式タバコにかかる税金と近い将来の増税についてお伝えしよう。

加熱式タバコにかかっている税金

まずは現状認識から。普通の紙巻きのタバコと加熱式のタバコ、それぞれいくら税金がかかっているのか比べてみた。消費税も含んでいる。

商品 値段 税金(割合)
紙巻きタバコ 440円 278円(63.1%)
アイコス・ヒートスティック 460円 226円(49.2%)
グロー 420円 152円(36.2%)
プルームテック 460円 69円(14.9%)

割とよく知られていることだが、やはり従来の紙巻きタバコは税率が高い。半分がタバコ税だ。消費税も含めると、実に値段の63%が税金となる。

ついで目を引くのはアイコスのヒートスティック。税率はかなり低いのかと思いきや、半分が税金。それからグロー、プルームテックの順に税率は低くなっている。

参考:タバコ増税の歴史|2000年以降、いくら値上げされたのか?

商品によって税率が違うのはなぜか?

電卓で計算

はて、なぜ同じ「タバコ」なのにこうも税率が違うのだろう? 紙巻きと加熱式のあいだに差があるのはわかるが、加熱式タバコの中でもだいぶ開きがある。これはなぜ?

この理由については2017年4月10日に国会で松沢成文参議院議員が質問してくれていて、星野次彦さんという官僚(財務省主税局長)が答えているのだが、ざっくりまとめればこうだ。

「加熱式タバコはパイプたばこという区分で、パイプたばこは1本あたりの重さで課税しています。だから、重たいアイコスは高くて、プルームテックは安いんです」

詳しい内容はこちら(読む気しないだろうけど)。

もっとも、外国のフィリップモリスが販売してるアイコスの税率が高くてJTのプルームテックが安いというのは、どうも国内産業保護の印象が拭えないが。

加熱式タバコはいつ、いくら増税される?

さて、本題だ。アイコスなどの加熱式タバコはいつ、どのくらいまで増税・値上げされる予定なのか? 具体的には、2018年10月から、5年間をかけて段階的に増税されることが決まっている。これも表で見てみよう。

商品 2018年の値段 2022年の値段 含まれるたばこ税
紙巻きタバコ 440円 500円 305円
アイコス・ヒートスティック 460円 538円 270円
グロー 420円 540円 120円
プルームテック 460円 636円 210円

というわけで、軒並み20本入りが500円を超えることになる。

中でも目を引くのは、やはりJTのプルームテックだ。なんと1箱636円になる予定。ただでさえアイコスに遅れを取っているのに、さらに苦境に立たされることになる。

買う側としては将来の値上げを考慮して、加熱式タバコはアイコスかグローにしておいた方がよさそうである。すっかりプルームテック派になってから日々購入するタバコがずんどこ値上げされたらたまらない。

加熱式タバコの本体価格を比較

タバコ自体の値段を見てみたわけだが、ではデバイスの方はいま現在どういうお値段なのだろう。比べてみよう。

商品 値段(一例)
アイコス 2.4 Plus
10,370円
グロー
4,990円
プルームテック
3,380円

 

補足

加熱式タバコの本体は通販サイトや店舗により価格が大きく異なる。また、しばしばキャンペーンも行われている。上記の価格は現在の目安である。

というわけで、アイコスがかなり高い。税率では一番損をしているはずだし、本体価格も高い。それでもシェア1位を獲得しているというのはさすがである。

ちなみに、アイコスはすでに日本において全タバコの10%ほどのシェアを獲得したと言われている。ユーザー数は200万人を突破しているという。

思えば「雨トーク」でタバコ芸人とかいう企画が組まれ、そこでフットボールアワーの後藤などが吸っているのが紹介されて、それ以来アイコスは爆発的人気を獲得した。その勢いがまだ続いているというのは脅威だ。

加熱式タバコ互換品の台頭

いまは「アイコス」が加熱式タバコの代名詞のようになっているが、最近は互換品も増えてきた。「互換品」とはつまり、平たく言えば、アイコス・ヒートスティックが利用できるデバイスのことだ。

たとえば、iSMOKE【アイスモーク】。これはフィリップモリス製ではないが、アイコスのスティックが使える。違いはこちら。

iQOS(アイコス) iSMOKE(アイスモーク)
価格 10,370円 8,424円
1回の充電で吸える本数 20~40本 13本
重さ 120g 30g

というわけで、アイスモークはアイコスのおよそ80%の値段。ポイントはその小さと軽さで、わずか30gしかない。水、大さじ2杯分だ。荷物になるのがイヤという人には、アイスモークはぴったりだろう。

まとめ

普通のタバコも2018年から毎年ちょっとずつ値上げされていく予定だが、加熱式タバコ・電子タバコもほぼ同じタイミングで値上げが予定されている。いずれにせよ、1箱500円は余裕で超えてくるようだ。

いっそ禁煙してしまえばいい。それはわかっている。けど、できないししたくない。ならば、せめて今後増税幅の少なそうなアイコス・ヒートスティックが使えるデバイスを選んでおくといいかもしれない。