昔のお金はどこで売れるの? 知らなきゃ大損の換金方法とは

古銭

実家はモノの巣窟だ。成人して以降も、片付けをしたり模様替えをしたりするとなんだか分からないモノがどんどん出てくる。おもちゃやら服やらアルバムやら、用途不明の機械やら。

その中でも扱いに困るのは昔のお金ではなかろうか。古銭という言い方もあるが、これが額縁やコインアルバムに入っていると、いかにも価値がありそうに見える。下手に処分してしまうと損かもしれず、持て余している方も多いだろう。

ここでは、昔のお金をどうすべきか、どこで売れるのかをご紹介しよう。

昔のお金(古銭)に価値はあるのか?

おおっ、こりゃもしや、なんでも鑑定団に出したらすっごい値段がつくお宝じゃないの!?

一目見て、こんなふうにワクワクするのが昔のお金だ。生前整理や遺品整理の際に出てきた古い古い寛永通宝に天保通宝、一分銀に一分金、天皇陛下御在位の記念コインにオリンピック記念硬貨などなど。

だが、ほとんどは二束三文。多くの記念硬貨や聖徳太子の1万円札などは、たいがい額面の値段にしかならない。

93歳になる私の祖父も、古銭を額縁に入れ、長いこと居間の鴨居に飾っていた。子供の頃から金銀銅の大判小判を見上げて「さぞかし高いんだろうなぁ」と思っていたのだが、つい先ごろ本人が鑑定に出した結果、まさに二束三文にしかならなかったという。今思えば、あればインテリアの一種でしかなかったのだろう。

しかし一方、中には本当に価値の高いものがあるのも事実。老舗の古銭・コイン専門店である「銀座コイン」の通販サイトを見てみると、サビで変色したきったねぇ昔のお金に20万だの30万だのといった高値が付き、中には100万円以上で売られているものもある。

銀座コインの古銭

また、記念コインも、額面50,000円のものが95,000円、額面1,000円のものが35,000円など、数倍・数十倍のプレミアが付いていたりする。この価値を知らずして、普通に額面通りに交換してしまったりしたら大損である。

昔のお金の処分方法|換金・個人売買・買取

じゃあ、昔のお金、古銭がひょっこり出ていたらどうすればいいのか? 3つの方法を順番に見ていこう。

1)銀行で換金

銀行

もし出てきたお金に歴史的価値がないのが明白なら、これでいい。聖徳太子のお札や記念コインなどは額面通りの値段で交換してくれる。都市銀行でも地方銀行でも、ゆうちょ銀行でもオーケーである。数が多くなければ、手数料も必要ない。

ただし、戦前のものや1円に満たない硬貨は対象外となるようだ。

また、銀行はあくまでお金をお金としてしか見ないので、もし歴史的価値のあるものだったとしても、それは考慮されない。プレミアのついたエラーの50円玉も、銀行に持っていったら通常の50円玉と交換されるだけなのと同じ。

古いお金や記念コインを持っていく先としては、銀行は最後に検討すべきところだろう。

2)ヤフオクやメルカリで個人売買

ネットオークション

ネットでの個人売買がいまや隆盛を極めている。古銭だって、売れちゃう時代だ。

いま、ヤフオクで「古銭」と検索すると17,888件がヒット。メルカリだと4,416件が売りに出されている。すさまじい数だ。こういったサイトで相場を調べて出品するとか、いっそ1円出品してしまうというのもありかもしれない。慣れてない方にとってはちょっと面倒だろうが。

お金の出品はガイドラインに注意
ただし、メルカリは現金の出品を明確に禁止している(メルカリガイド|禁止されている出品物)。明らかに古銭ならば大丈夫だが、現在も普通に使える記念コインの場合はグレーゾーンだ。メルカリへの現金出品では出資法違反により逮捕者も出たので、よくよく注意していただきたい。

3)業社による買取サービスを利用

ネットのお店

いちばん無難な方法がこれだ。古銭や記念コインを買取対象としている業社に依頼すること。

よく駅前にあるようなところだと古銭専門の鑑定士がたぶんいないので買取拒否を食らう可能性もあるが、宅配や出張の買取をお願いすれば詳しい人が鑑定してくれるので売れる可能性が高まる。

額面以上の価値のある古銭・古紙幣なら高く買い取ってくれるし、そうでなく、額面通りかそれ以下の値段を付けられたらお断りして銀行の方へ持っていけばいい。

なお、買取を利用する場合には念のため、2つか3つの業社に依頼して相見積もりを取ってもらうことをオススメする。安く買い叩かれないためにね。

古いお金はここで売れ! 買取業社3選

最初からこれを書けばよかったような気がするが、ようやく「古いお金はどこで売れるか?」の回答だ。よさそうな業社3つをご紹介する。

1)スピード買取.jp

坂上忍がイメージモデルとなっている国内最大級の買取業社。骨董品や毛皮、時計や着物など、かなり幅広く扱っているが、古銭と記念コインにもかなり力を入れている。相談手数料・出張買取は全国どこでも無料。家に来られるのがいやなら宅配や持ち込みもできる。

さらに、注目すべきはサイトに書かれてるこの一文。

「他店より買取金額が1円でも安ければ全品返却いたします! 」

つまり、いちばん高い金額で買い取ってくれるということ。結局は高い値段で買い取ってもらうことに尽きるので、ここがいちばんのオススメというわけだ。

電話・メールフォームだけでなく、LINE@での簡単査定もやっている。至れり尽くせりの業者だ。

2)ウルトラバイヤープラス

これまでの利用者57万人、毎月2万件以上の問い合わせがあるというウルトラバイヤープラス。スピード買取.jpに匹敵する大手である。

こちらも全国対応で、古銭の買取に力を入れている。他のジャンルもカバーしているので、生前整理・遺品整理で出てきた古い値打ち品をまとめて買い取ってもらうのに便利。

また、ここは海外への太いルートを持っているため、通常の業者では知り得ない商品価値を見出してくれる可能性もある。他の業者で値がつかなかったものでも、査定に出してみたい業者だ。

3)買取プレミアム

こちらも全国対応、出張・宅配・持込という3つの方法で買取を行っている。

サイトを見ると上2つに比べてちょっとシンプルで、古銭知識なども少なめ。坂上忍やIVANといった有名人の姿もない。あっさりした印象だが、口コミでの評判は上々なので、一応見積もり依頼だけしておくには悪くない。

小まとめ
他にもオンラインで申し込める買取業社はいろいろあるし、それぞれの地方に買取してくれる店舗はあるだろう。が、上3つで相見積もりを取ればまあ悪い結果になることはないと思う。

古銭の買取依頼はここに注意!

ここからは蛇足なのだが、古いお金やさまざまな不用品を処分するときに注意すべきポイントをご紹介しよう。

1)電話営業・飛び込み営業の業者は避ける

悪質営業マン

「押し売り」ならぬ「押し買い」の被害も増えているから注意が必要だ

買取業社の中には家に突然電話をかけてきて、「不用品の買取(回収)をしますがいかが?」と勧誘してくるところがある。飛び込み営業も。

だが、こういう業者を家に招き入れるのは危険だ。

最初はこっちがタダでも引き取ってもらいたいようなものを言ってくるのだが、一度家に入れてしまうと「不要な宝石はありませんか?」などと言ってきて、余計なものまで買取されてしまう。最近問題になってきた「押し買い」だ。

私も一度、不要な本などを引き取ってくれるということで電話営業の業者を実家に呼び入れてしまったのだが、やはりこの類だった。たまたま母親がいたため、亡くなった祖母の貴金属類まで出してきてしまい、その場の流れで買取を依頼してしまった。

そのときは別に何とも思わなかったが、当初の営業電話では言っていなかった物品まで買取されて、しかも安く買い叩かれた可能性もけっこうある。信頼できるかどうかわからない業者を玄関先に入れるのは危険だ。

もし玄関先に居座られたら……

万が一、悪質な業者を入れてしまって玄関に居座られたら、ひたすら「帰ってください」と言おう。言いまくろう。

実は、他人の家にあがって住人が「帰ってくれ」というのに居座るという行為は「不退去罪」という犯罪になる(刑法130条不退去罪について|Wikipedia)。「これだけじゃ帰れません」などと言い何十分も居座るようなら、警察を呼ぼう。

2)古銭のクリーニングはしちゃダメ

普通、モノを売るときはきれいに掃除するものだ。本だって、家電だって、なんだってクリーニングして少しでもいい状態に見せようとする。

だが、古銭でそれをやってはいけない。

銀座コインの高額商品を見ればわかるように、けっこう汚いまんまのものも多い。汚れも含めて、時代を感じさせるよさがあるのだ。私にはあまり共感できないが、それが古銭コレクターの心情なのだろう。

それからもっと大きな理由として、クリーニングにより古銭が傷ついてしまうということがある。下手に磨けば細かな傷がつくし、お酢や薬品、あるいはYouTuberがやってるみたいにケチャップやソースなどできれいにしようとすると痛んでしまうことがある。

もし古銭をコインホルダーや額縁に入れた状態で発見したのなら、入れ物のホコリだけ水拭きし、あとはそのままの状態で買取に出すべし。

3)相見積もりを取る

古銭の査定・鑑定を頼むときは、必ず相見積もりを取るようにしよう。

あ、アイミ・ツモリって何? デザイナーの名前?

違う。相見積もりとは、つまり、複数の業者に鑑定をお願いしようということだ。

一つの業者だけだと本当の価値に気づかれず、安く買われてしまうことも、ないとは言えない。だが、2、3社に見てもらえば、そんなリスクもなくなるというわけ。

自分がコレクションしたわけじゃない古銭は「ちょっとでもお金になればいいや」という感じで割とテキトーに処分してしまう人も多いのだが、これはいけない。どうせなら、なるべく高値での売却をめざそうぜ?

まとめとお役立ちリンク集

以上、古いお金はどこで売れるのか、さらに売却時の注意点についてお伝えした。近くの買取ショップを利用してしまえば楽なのだが、ちゃんとした価値を見抜いた上で買い取ってもらうなら、上記3社がおすすめである。

いずれもオンラインで無料査定の申し込みができるので、まずはそれを利用してみよう。

「すごい価値がありそう!」と思いきや、査定・鑑定したらほぼゴミだったというのが相場だが、ときにはびっくりするような買取価格がつく場合もある。そうなると、いいよね。