格安SIMとは? 一番わかりやすく教えます【よくあるQ&A付き】

格安SIMの解説

「最近、格安SIMってよく聞くけど、いったい何? 毎月の携帯代が安くなるって本当? てか、SIMってそもそも何?」

という右も左もわからないあなたのために、格安SIMとは何かについて、徹底してわかりやすく解説します。何もわからないというところから始めますので、安心して読み進めてください。

ちゃんと理解すれば、月の出費が5,000円抑えられるかも!?

格安SIMとは何か? 短く言うなら…

※以下、同じ内容をYouTube動画でもしゃべっています。

格安SIM(シム)っていったい何なのか? すごく短く言うならこう。

au、docomo、SoftBankよりすごく安く使えるスマホの会社。

たぶんみなさんも今使っている有名な3社、au、docomo、SoftBankは「大手キャリア」と言うのですが、スマホの料金が月に6,000~8,000円くらいしますよね? 高い人だと1万円を超えることもあります。

しかし、格安SIMを使うとそれが月2,000~3,000円くらいに下がるのです! まさに「格安」ですよね。

なんでそんなに安いの? なんか怪しくない? どういう仕組み?

と、疑問はたくさんあるでしょうが、少しずつお話していきます。

【2019年版】格安SIMおすすめ5選! ソフトバンクユーザー向け

2019.01.05

スマホはSIMカードで使えるようになる

SIMカード

格安SIMのSIMとは何か? これはスマホに入っている小さなカードです。大きさは親指の爪くらいなので、チップと言った方がいいかもしれません。

iPhoneにせよ、Android端末にせよ、スマホというのはこのSIMカードが入っているから電話をしたりネット通信をしたりできているわけで、いわばスマホの魂みたいなもの。これがないと、スマホは何の役にも立ちません。

ご自身では目にすることはないでしょうが、au、docomo、SoftBankでスマホを買ったなら、その中には必ずご自身専用のSIMカードが入っています。

格安SIMというのは、「毎月の使用量がすごく安いSIMカード」のことであり、そういうサービス全体のことを指します。

「格安スマホ」という言葉もありますが、これはスマホ本体もセットで購入した場合の呼び方。「格安SIM」とほぼ同じようなものと思っておいて間違いありません。

格安SIMはどのくらい安くなるの?

ここ、大事なポイント。大手キャリアから格安SIMに変えるといくら安くなるのか?

だいたい、月5,000円くらい安くなります!

もちろん使い方やプランにもよるのですが、私の場合で言いましょう。こちら。

月7,600円(SoftBank)
↓↓↓
月1,630円(mineo)

もともとiPhone6をソフトバンクで契約し、2年間は端末代も含めてだったからまだ納得してたのですが、そのあとは毎月最低でも7,600円でした。特に電話をたくさんしてたとか、ネットをしすぎてたわけではありません。

それが、格安SIMにすることでここまで劇的に安くなったのです。

といっても、これは珍しい話ではなく、だいたいこのくらい安くなるのは当たり前のことなのです。

なぜ格安SIMはこんなに安いのか?

当然、ここが気になりますよね? 月6,000円も料金が下がれば、年間で7万2000円も安くなるわけで、知らない方にとってはかなり不思議でしょう。

理由1)回線をレンタルしてるから

大手キャリアは莫大な設備投資をして今の回線網を作り上げた。

その安さの秘密の根っこにあるのは、格安SIMの会社が大手キャリアの設備・回線をレンタルしているから。ズバリ、これです。

au、docomo、SoftBankは3社とも自前で通信基地局や回線を持っており、その設備投資と維持費に莫大なお金がかかっています。

一方、格安SIMの会社は通信に使うそれらの設備を3社からレンタルしており、その建設費だったり整備費用がかかりません。余裕がある分の回線を使わせてもらっているという形のため、料金も低く抑えることができているんです。

でも、なんでau、docomo、SoftBankは安く回線を貸してあげてるの? そんなことしたらライバルが増えて商売の邪魔になるのに……

と、こういう疑問も湧くでしょう。

もちろん、auもdocomoもSoftBankも、ホンネでは格安SIMという新手のライバルに回線をレンタルしてあげたくはないんです。ですが、そこで登場したのが電波の管理人である総務省です。

きみたち3社が携帯電話事業を独占してたら公平な競争ができない! 料金も高止まりしてしまってるじゃないか。他にやりたいという事業者が現れたら回線を貸してあげなさい

という命令が出たのです。

これをきっかけに多くの会社が格安SIMへと乗り出しました。こういう会社をMVNO(エムブイエヌオー)というのですが、今では800社以上あると言われています。

というわけで、格安SIMというのは大手キャリアが独占していたスマホ事業を政府の力で一般に開放した——こういうきっかけで生まれたものなのです。

理由2)実店舗がほとんどないから

auもdocomoもSoftBankも、全国にたくさんの実店舗を出しています。なので、そのためのテナント代やら人件費やらがかなりかかっています。

一方、格安SIMの会社は基本的に店舗を持っていません。ほとんどがオンラインでのみの受付となっています。

電気店にU-mobileがあったり、イオンにイオンモバイルがあったりという例外はあれど、基本的に格安SIMは実店舗なしでやっているので、そのための費用がかからないというわけです。

理由3)適切なデータ通信プランがあるから

大手キャリアは基本的な料金が高すぎます。通話料のプランもそうですが、大きいのはネットで使うデータ通信の部分。

たとえばソフトバンクは「ほぼ使い放題」などということで、5,980円のプランを提供してたりします。何も考えずにショップへ行くと、よくわからないままそのプランで契約させられてたりする。

でも、自宅や職場ではWi-Fiを使って通信してて、実はそんなに通信をしていないという方も多いでしょう。電話も、最近はそんなにかけないという方が多いはずです。

格安SIMの場合はそういったライトユーザー向けのプランが豊富に用意されているので、自分にあった適切な料金プランを選ぶことができるのです。

たいして通話も通信もしてないのに大手キャリアを利用してるとしたら、それはベンツを買って車庫で眠らせているようなもの。それなら、格安SIMという原付や自転車で充分なのです。

格安SIMのメリットとデメリット

ここからはもう少し具体的な話をしていきましょう。大手キャリアと比べて格安SIMにはどんな長所と弱点があるのでしょうか。

格安SIMのメリット

  • 料金が安い
  • 契約内容がわかりやすい
  • 2年縛りがない(例外あり)

とにもかくにも安い。これに尽きます。もともとau、docomo、SoftBankが高すぎるから「格安」SIMができたわけで、これがメリットのほぼすべてと言ってもいいでしょう。

あとは、契約内容のわかりやすさ。大手キャリアは通話料・通信量とスマホの本体代金がいっしょになってて、割引もたくさんあって、何がなんだかわからないような状態です。しかし、格安SIMはすごくシンプル。

さらに、キャリアだといわゆる2年縛りがあって、途中で解約すると違約金が9,500円がかかるのですが、格安SIMにはそういう縛りはあまりありません。

格安SIMのデメリット

  • 通信速度が遅くなることがある
  • 契約にクレジットカードかデビットカードが必要
  • 未成年は本人名義で契約できない
  • キャリアメールが使えない
  • LINEのID検索ができない
  • 実店舗が少ない

いちばんのデメリットは、通信速度がキャリアほど安定せず、時間帯や地域によっては速度が遅くなるところ。

先ほど、格安SIMは大手キャリアの回線を「レンタルしている」と言いましたが、やはりレンタルですので、キャリアの利用者が優先です。格安SIMだとお昼時や夕方は遅くなることがあるようです。

とはいえ、利用者の声を調べてみても、そのせいで「不便すぎる」とか「使えない」という人はほとんどおりません。よほどハードに使うのでなければ問題ないでしょう。

他にもいろいろデメリットはありますが、さほど大きな問題はありません。店舗がないと最初は少し不安かもしれませんが、Amazonやメルカリだって使えているわけですから、慣れれば大丈夫です。

キャリアから格安SIMへの乗り換え方

いまキャリアを使っている方も、かなり格安SIMに魅力を感じ始めたのではないでしょうか。何しろ、月に5,000円も6,000円も固定費が削減できるわけですから、注目しない手はないでしょう。

では、具体的にどうやって格安SIMに乗り換えたらいいのか? かんたんにステップをご紹介すると、こうなります。

格安SIM乗り換えステップ
  1. MNP予約番号をキャリアから入手する
  2. 好きな格安SIMの会社へ申し込む
  3. 端末を買う or 今のをそのまま使う
  4. 家に届いた格安SIMをスマホに入れる
  5. 電話番号を設定して完了

と、これで終わりです。

「MNP予約番号」というのは、今使っている電話番号を他の会社でも使えるようにするための整理番号みたいなもの。10桁の数字なのですが、これを今のキャリアに発行してもらい、新しく移る格安SIMの会社に伝えることで、電話番号をそのまま使えるようにできるんです。

あとは格安SIMの会社にホームページから申し込みをし、必要なら新しいスマホを買って、いざ封筒でSIMカードが届いたらセッティングする。MNP予約番号を使って番号を移したら、前のキャリアは自動的に解約されます。

やってみれば、そんなに難しいことはありません。

私はソフトバンクからmineo(マイネオ)という格安SIMに切り替えたのですが、その詳しいやり方はこちらでごらんください。

ソフトバンクから格安SIMへ乗り換え! iPhoneユーザー向けに解説

2019.01.02

格安SIMのよくあるQ&A

以上で格安SIMの基本的なことは理解してもらえたと思います。ただ、いろんな専門用語や略語が多いのが格安SIMの世界。用語解説も含めて、よくある疑問をQ&A形式で解消していきましょう。

MNO(エムエヌオー)とMVNO(エムブイエヌオー)って何?

ときどき目にするのがMNOとMVNOという似たような2つのアルファベット。MNOは大手3キャリアのことで、MVNOは格安SIMの会社のことを指します。

何かの略語なのですが、そこまでは知らなくてオーケーです。

SIMロックとかSIMロック解除とは?

大手キャリアが販売してるスマホ本体には「SIMロック」というものがしてあり、そのキャリアのSIMカードしか使えくしてあります。他の会社へ移ってしまうのを防ぐためですね。

それでも、たとえばauで使ってた端末はau系の回線を使ってる格安SIMで使うことはできます。

しかし、たとえば「auでスマホを買ったんだけど、SoftBank系の回線の格安SIMにしたい」という場合、SIMロック解除をする必要があります。

これは電話でキャリアに連絡すれば無料でしてもらうことができます(店頭だと有料)。

au系、docomo系、SoftBank系の回線って?

格安SIMの会社(MVNO)は大手キャリアの回線をレンタルしています。なので、格安SIMの会社・プランによって、どの回線を使うかが変わってくるのです。安定性・通信速度・料金も微妙に違ってきます。

SoftBankだと利用できる格安SIMがほとんどないって聞いたけど?

少し前まで、SoftBankは格安SIMに敵対的で、あまり利用できるMVNOがありませんでした。が、2018年くらいからは利用できるところもだいぶ増えたので、au系やdocomo系と比べてもそんなに不便はありません。

こんなに安くなるのに格安SIM利用者が少ないのはなぜ?

まだ浸透していないから、もしくは理解するのが難しいから、だと思います。

調べようと思ってもMVNOとかMNPとかMNOとかSIMロックとか4G LTEとかよくわからない単語がいっぱい出てくるので、「じゃあ今まで通りでいいや」となってしまうんですね。

また、認知度が低いのは大手メディアであまり取り上げないからかも。au、docomo、SoftBankはテレビの大口スポンサーですから、大きく取り上げづらいのかもしれません。

スマホ本体もMVNOなら安く買える?

はい、スマホ端末自体も大手キャリアより安いものがかなり揃っていますね。いまは2、3万円でもそこそこいいスマホが買えてしまうんです。無理してiPhoneを持つ必要はありません。

ちなみにiPhoneだと、MVNOでは一世代前のモデルしか購入できません。もし最新のモデルが欲しい場合は、自分でAppleストアなどで購入しましょう。

格安SIM(MVNO)はどうやって選んだらいい?

格安SIMの会社はいま乱立しており、全国に800以上あると言われています。思いつくままちょっとあげるだけでも……

  • UQ mobile
  • ワイモバイル
  • イオンモバイル
  • mineo
  • LINEモバイル
  • BIG LOBE

などなど、無数にあります。

けれど、同じデータ使用量(GB)であれば価格差はほとんどありません。サービスの質もそこまで変わるものではないので、めちゃくちゃ時間をかけて比較する必要はないでしょう。どうせほとんど2年縛りはなく、いつでも変えられますしね。

まとめ

何がなんだかわからないという方のために、格安SIMについてわかりやすくお伝えしました。かなり頭の中がクリアーになったのではないでしょうか。

実際にやっていこうと思うとまだ細かい部分でわからないことも出てくるでしょうが、その都度検索して調べていけば何とかなります。大丈夫。月5,000円のコストダウンはその苦労に見合うだけの価値がありますから、ぜひやってみてください。

おすすめの格安SIMはこちらの記事でご紹介しています。

【2019年版】格安SIMおすすめ5選! ソフトバンクユーザー向け

2019.01.05