北関東のど田舎から、ここ横浜市のソーシャルレジデンス青葉台に引っ越して3ヶ月近くになる。そろそろここの環境にも慣れたので、現役の住人として住み心地について語ろう。
まずざっくり感想を述べると、このシェアハウスには満足している。設備面はもちろん、周辺環境もハウス内の雰囲気・設備も良好だ。ほぼ不満はなしに毎日暮らしている。
以下、さまざまな要素について長々と書いていく予定なので、知りたいことが明確な方はもくじからその部分まで飛んで欲しい。
もくじ
- ソーシャルレジデンス青葉台とは?
- 入居者の年齢・性別・国籍
- キッチン・大浴場・ホームシアター・ジム
- 個人の居住スペース
- 周辺環境
- 細かな疑問に回答:Q&A
- Q1.ゴミ捨てはどうすればいいですか?
- Q2.お布団は持っていく、または買う必要がありますか?
- Q3.インターネット環境はどうなっていますか?
- Q4.車や自転車を置くスペースはありますか?
- Q5.掃除は何曜日の何時に行われますか?
- Q6.キッチンで共用のもの、そうでないものを詳しく教えてください。
- Q7.洗濯はどうしていますか?
- Q8.部屋でテレビは見られますか?
- Q9.インターホンはありますか? 来客時はどう対応したらいいですか?
- Q10.部屋選びのポイントを教えてください。
- Q11.防音性はどうですか?
- Q12.強いていえば、不満な点は?
- Q13.住民の交流イベントはありますか?
- Q14.住民同士の連絡はどうしていますか?
- 家賃とお得情報
- まとめ
ソーシャルレジデンス青葉台とは?
動画版もあります。
渋谷から田園都市線で一本、約40分で青葉台駅につく。そこから徒歩20分弱でソーシャルレジデンス青葉台がある運営はオークハウス(Oak House)。2017年春にオープン。3階建て全70室。シェアハウスというにはかなり規模の大きな建物だ。ハウスというか、まさにレジデンスという感じである。都内にも横浜にも出られて、立地はいい。
基本的に、個人個人の個室があり、そこで完全にプライベートな空間が確保できる構造になっている。13.75平米、まあ一般的な一人暮らし用ワンルームくらいの広さ。そこに最低限のものがあらかじめそろっている。いちいち家具をゼロからそろえなくていいので便利だ。
もともと普通に賃貸の1Kを考えていたのだが、すでに入居している人から誘われてここへ入り、満足している。かなり暮らしやすい。個室でプライベートは確保しつつ、キッチンや喫煙所には人がいて、ほどよい交流を持つことができる。一軒家でのシェアハウスだとは別物だと思った方がいい。
私の場合、仕事柄会社に通勤するということがないので、自宅にいながらにしてだれかとほどよく接することができるこの環境は理想的だ。
ソーシャルレジデンス青葉台の基本情報
住所 | 227-0044 神奈川県横浜市青葉区もえぎ野27−7 ソーシャルレジデンス青葉台 |
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最寄駅 | 藤が丘駅(東急田園都市線・各駅停車のみ) 徒歩14分 青葉台駅(東急田園都市線) 徒歩18分 |
家賃 | 7,7000円または7,9000円(開口部の方角による) |
部屋数 | 70部屋 |
共用設備 | コワーキングスペース・大型ラウンジ・テレビ・大浴場・喫煙室・シアタールーム |
公式サイト | http://www.oakhouse.jp/?sm_tag=_TUbWOT5 |
入居者の年齢・性別・国籍

ここは気になる部分かもしれない。ソーシャルレジデンス青葉台は全70部屋で、現在のところ50室ほどが埋まっている。入居者の年齢で多いのは30歳前後だ。20代中盤から30代前半くらいがボリュームゾーンである。私もここに収まっている。とはいえ、20歳くらいの学生もいるし、40代の人もいる。
性別はやや男の方が多い印象で、国籍としては日本人が6割か7割ほど。他はアメリカ人、フランス人、イギリス人、韓国人、台湾人などがいる。留学生が多いかと思いきや、おおむねみな働いている。英語がしゃべれると便利だが、日本語が通じる人も多い。
1ヶ月のみからも入居できるし、敷金礼金も不要で設備が充実しているため、短期での利用者もめだつ。ほんの2ヶ月ほどでいなくなる人も多数。普通の物件に比べれば、回転率はかなり高めだ。私が入居したときは残り10室を切っていたはずだが、いまは逆に空室が増えてきている。
キッチン・大浴場・ホームシアター・ジム
このソーシャルレジデンス青葉台の売りは、共用設備の充実っぷりだ。家賃はすべて込み込みといえど7,9000円で少々お高い。が、それでも入居したい人がいるのは、その設備の魅力によるところが大きい。たぶん。
まず、もっとも頻繁に使い、かつ住人の交流の場となっているのが共用キッチンとラウンジだ。ここは広い。調理器具や電化製品もばっちりそろっている。食器も、主にIKEAのものが取り揃えられている。

右に3つのキッチン、左はテラス。正面には大きめのテレビがある。パーティーやイベントが行われるのもここだ。

包丁・まな板・フライパンなど調理器具はすべてそろっている。コーヒーミルやジューサーまである。調理関係のものは何も買う必要がない。
もし7,9000円の普通の部屋を借りたら、こんなに充実した調理スペースはぜったいに望めないところ。ここはポイントが高い。生ゴミも、ここで捨てれば業者の清掃で片付けてくれるので楽だ。
ひとつ不満を言うとすれば、流しが3つしかないので、休日の夕方には混み合ってしまう。あと2口、何とか追加してほしいところである。まあ、他の時間はぜんぜん平気なんだけど。
次は大浴場。ここも好きな人が多い。こんなでっかい風呂、普通の物件じゃ入れませんぜ。

ちょっとした銭湯くらいの大きさの湯船。
たっぷりとした湯につかるととても気持ちがいい。この写真の手前の部分には3つのシャワーがある。ここへ入れるのは、女性は日・月・水・金、男性は火・木・土となっている。女の方が1日多いのだ。現在、この件について風呂好きの男性陣と女性陣のあいだで激しい闘争が繰り広げられているところである。
なお、他の日でもシャワーは使える。私としてはシャワーでも十分なので、男女両陣営のにらみ合いを見て「1日くらい少なくてもいいだろう」と思っている。

シャワーは7つくらいある。別の場所には女性専用のものも。こんなにいるか? というくらいある。
それから、3階にホームシアターなんてものもある。これはすごい。まずは写真を。

本格的なスクリーンと音響が完備。いつでも利用できる。
DVDやブルーレイも再生できるし、ノートパソコンを持っていき、NetflixやU-NEXTなどの動画配信を利用してもいい。3階の共用Wi-Fiが入るので、ストリーミングでも視聴できる。
私は2018年の正月をほぼここで過ごした。スクリーンで観るバック・トゥ・ザ・フューチャーはすばらしかった。どうだい、自宅にホームシアターなんて憧れるだろう? 音響も最高だ。僕との映画に付き合ってくれるという女子は、ぜひフォームから連絡をくれ。
そして、毎日何度も利用するのが喫煙所、気取った言い方をすればスモーキングルーム。ここもバーみたいな雰囲気でしゃれている。個人の部屋は全面禁煙なので、ここで吸うようにしよう。

オブジェがいろいろ飾ってある。
私はほとんど使ったことがないが、ジムもある。その場で永遠に走れるマシンやぶら下がり健康機が進化したもの、重たい物体とか、でかいボールなどが置いてある。ないとは思うが、中には拷問器具も混じっているかもしれない。なにぶん、名称も使い方もわからないので申し訳ないが、とにかくここで体を鍛えることができる。

いろんな器具がそろっている。卓球台もあるので、ぜひやりましょう。
個人の居住スペース
では、個人の居室はどうなってるのかというと、まず、廊下からお見せしよう。

長い廊下の両側に部屋がある。真ん中あたりにトイレとランドリールームも。
私の部屋はこの廊下を歩いていって奥の方にある。グレーの扉をあけるとこんな感じ。

仕事部屋であり寝るスペース。キッチンやシャワーがないので掃除も楽だ。
8畳の部屋のリビングくらいの広さだろうか。机やベッド、冷蔵庫があるので便利。毎日ここでひとり快適に過ごしている。あなたが女の子であればいつでも歓迎するので、ぜひフォームから連絡してほしい。
ベッド/椅子と机/冷蔵庫/エアコン/ルームドライヤー/独立洗面台/カーテン/照明/クローゼット/Wi-Fi
なお、ここは1階だが、ソーシャルレジデンス青葉台自体が高いところにあるので、窓の外は普通の家の2.5階くらいの高さになっている。

これは3階のテラスから撮影した街並み。普通のビルの6階くらいの眺望である。
なお、自分で掃除しなければならないのは、この個人の部屋だけだ。共用部分はすべて業者による清掃が入るため、楽でいい。
以前の記事でシェアハウスの問題点について調べたとき、共用部分の使い方についての指摘が多く見受けられた。同居人がキッチンや冷蔵庫を汚くするといった不満がかなりあり、トラブルのもとになっているようなのだ。その点、この物件はそういう問題が生じない。
周辺環境
物件名には「青葉台」とついているが、実は最寄の駅はとなりの藤が丘駅だ。こっちの方が5分ほど近いし、何より坂が少ない。青葉台駅からここまで来るとけっこうな坂を登ることになるので、藤が丘駅の方が往復しやすい。ただし、青葉台駅は特急が停まるが、藤が丘駅は各駅停車のみ。
ソーシャルレジデンス青葉台の周辺は完全に住宅街である。なかなか豪華な一軒家が立ち並ぶ丘陵地帯になっており、静かで住みやすいところだ。某大企業の社長や会長も住んでいるのだとか。

周辺の道路はおおむねこんな感じで、住宅があって、街路樹がたくさん植えられている。
また、近くには虎徹という中華料理屋があったり、各種食べ物屋さんやカフェもある。スーパーは別でまとめておこう。
- セブンイレブンまで徒歩5分
- ピアゴ(徒歩3分)小さなスーパー
- あおば館(徒歩5分)大きめのスーパー
- コープ(徒歩10分)
青葉台駅の周辺には東急ストアがあり、本屋・レストラン・電気屋・文具屋・ユニクロ・ヴィレッジヴァンガードなど、ほぼ何でもそろっている。ミスドもあるし、マクドもある。ツタヤもあるし、ダイソーもある。この世のすべてがあるといっても過言ではない。伝説の秘宝ワンピースというのは、青葉台駅のことだと、私は思っている。
藤が丘駅の方はやや規模が小さいが、それでもパン屋さんがあったりスーパーがあったり、少し歩くとヤマダ電機があったりする。
なお、ソーシャルレジデンス青葉台から歩いて20分、自転車で6分ほどのところにタリーズのロースターラボという、焙煎士のいるカフェがある。ここではコーヒーのスクールを開催しており、焙煎の体験もできる。これについては別記事に書いたので、興味がある方はそちらを見ていただきたい。ここで豆を買ってきて、キッチンで豆を挽いてハンドドリップで淹れるのが最近のマイブームだ。飲みたい方は一声かけてくれればご馳走しよう。これは男子でもオーケーだ。
細かな疑問に回答:Q&A
以上でソーシャルレジデンス青葉台のだいたいの情報と魅力をお伝えできたと思う。が、さらに細かな疑問にQ&A形式でお答えしておこう。
Q1.ゴミ捨てはどうすればいいですか?
建物を出たところに共用のゴミ置場があるので、そこに入れておけばいい。横浜市青葉区には指定のゴミ袋がなく何でもいいので楽だ。回収日と分別の仕方はこちら。
Q2.お布団は持っていく、または買う必要がありますか?
シーツ・マット・掛け布団・枕は最初に9,000円を払うことでレンタルできる。なので、毛布だけ自前で用意すればいい。
Q3.インターネット環境はどうなっていますか?
各部屋にルーターが設置されていて、Wi-Fiで接続できる。2階と3階にも共用のWi-Fiがあるので、どこでもネットには接続できる。Wi-Fiがそこら中を飛んでいるので、カズレーザーのように「見えてしまう」人にとっては鬱陶しいかもしれない。
Q4.車や自転車を置くスペースはありますか?
車は残念ながら置けない。だが、自転車とバイクは広い置場があるので、大丈夫だ。なお、月1万円くらいで自転車のレンタルもできるらしい。貸し出し台数には上限があるので、管理人さんに確認してみよう。
Q5.掃除は何曜日の何時に行われますか?
月・火・木・金の午前中に業者の方が掃除に入ってくれる。シャワーは9時から10時、大浴場は10時から12時が使えなくなる。
Q6.キッチンで共用のもの、そうでないものを詳しく教えてください。
上に書いてなかったものとしては、布巾も共用のものが用意されている。いつも清潔なものが準備されていてありがたい。ただ、むやみに使うのはよくないので、加減して利用すべし。あと、共用部分には個人ごとの棚が用意されている。
調味料は共用ではないので、自分で用意すること。また、冷蔵庫は個人の部屋のもののみで共用のはないので、食材は各自の部屋に持ち帰るようにしよう。
Q7.洗濯はどうしていますか?
男女別のランドリースペースがあるので、そこで洗濯し、各自の部屋のベランダの干すことになる。洗濯機は無料で利用でき、乾燥機は有料。同じ部屋には洗面台とドライヤーがあるので、ドライヤーも持ってくる必要はない。
Q8.部屋でテレビは見られますか?
一応、各部屋にもアンテナ線は来ているので、テレビを持ってくれば見られる。が、共用部分にいいものがあるので、それを見てもいい。
Q9.インターホンはありますか? 来客時はどう対応したらいいですか?
普通のマンションと違い、ここの物件にはインターホンがない。なので、郵便や宅配がきたときは携帯電話に電話をしてもらい、エントランスまで出ていくことになる。知らない人が特定の部屋の人物を訪ねることはできないので、NHKの集金も宗教の勧誘も来ない。これは地味に嬉しいポイントだ。
なお、宅配ボックスがあるので、小さめの荷物はここに入れておいてもらえる。
Q10.部屋選びのポイントを教えてください。
見晴らしを求めるなら、各階1から13を選ぶといい。北東方向はひらけているので、見晴らしがいい。こちらは家賃7,9000円。逆側、南西の方は切り立った崖みたいになっており、景色はない。ただ灰色の壁と民家があるだけだ。こっちは家賃7,7000円。

南西側はこのようになっていて、ベランダからは何も見えない。だから家賃が安く設定されている。できれば反対側に入居したいものだ。
上にも書いたが、1階でもそれなりの高さがあるので、地上階という感じはしない。私が入居したときは1階しか空いておらずちょっと不満だったのだが、入居してみると全然ここでいい。
Q11.防音性はどうですか?
書くのが遅くなったが、ソーシャルレジデンス青葉台でいちばん嬉しいのはこの防音性の高さかもしれない。全然、となりの音が聞こえないのだ。せいぜい、ドアと窓を開ける音くらいしか聞こえない。そこらのマンションより防音性はばっちりである。
一時期、夜1時すぎまで映画を見ていたが、隣人に尋ねたら「まったく聞こえない」とのこと。それ以来、肌色の多い動画もヘッドホンをせずに視聴している。
Q12.強いていえば、不満な点は?
これから入居を考えている人にとってはここも気になるだろう。まずはキッチンが3口しかないところ。ここは増やしてほしい。あと、シェアハウスなので最初は知らない人だらけで緊張する。タイミングを逃したために、いまだに話しかけられてない人もいたりする。だが私のような低コミュ力でも一応暮らせているので、何とかなるはずだ。
Q13.住民の交流イベントはありますか?
ある。クリスマスパーティーがあったり、ワインパーティーがあったり、新年会があったりする。1ヶ月か2ヶ月に一回くらいは何かしらイベントがある。ぜひ参加しよう。
Q14.住民同士の連絡はどうしていますか?
ソーシャルレジデンス青葉台のLINEグループがあるので、それに入ろう。共用部の使い方についてとか、田園都市線の動きとか、そういった実用的な情報交換から、遊びのお誘いやイベント時の写真共有まで、いろいろできる。なかには参加していない住人もいるのだが、それはもったいないし不便なので、入居時にすぐ管理人さんにでも言って仲間に入れてもらおう。
家賃とお得情報
何度も書いているが、家賃は共益費や光熱費、ネット回線などぜんぶひっくるめて7,7000円か7,9000円。一人暮らしの家賃としては高いようにも思えるが、そういった細かな費用もここに入ってて、家具家電を買わなくてよくて、敷金・礼金もゼロなので、高すぎるということはないと思う。
さらに、割引キャンペーンも頻繁に行われているので、これを利用しない手はない。キャンペーンをうまく利用すれば契約料の5万円がタダになった上、初月の費用も3万円くらい安くなったりする。私の場合、割引をほぼフル活用したため、初期費用は完全にゼロになった。
なお、この記事を読んでくれたあなたのために、すてきなリンクをご紹介しよう。こちらをクリックしてからオークメンバーとして登録することにより、1万円の割引が受けられるのだ。どうだい、ここまで読んでよかっただろう。
まとめ
以上、オークハウスの物件・ソーシャルレジデンス青葉台について、もうすぐ入居3ヶ月となる清水がお伝えした。入居者として、かなり詳しくご紹介できたのではないかと思う。
ここはとにかく共用設備が充実しており、最初に用意すべきものが少ない。敷金礼金も必要なく、キャンペーンを利用すれば実質初期費用ゼロで入居することも可能だ。これから引っ越しを考えている方はぜひ前向きにご検討を。
なお、もっと詳しいことを知りたいという方はコメント欄にて質問してほしい。なるべくはやく答えるようにする。
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