大手キャリアの料金プランってすごくわかりにくいですよね。auの料金も、ややこしすぎてなかなか理解できません。
今回はauのスマホ料金の全容を解明し、みなさまにわかりやすくお伝えいたします。
auの料金プランを5項目で説明
「スマホの月々の料金」というと、すべてひっくるめて○千円というふうにザックリ把握してるだけの方も多いと思います。
しかし、何がいくらなのか、内訳を理解することが大切! でないと、気づかないうちに余計な固定費が増えているなんてことになりかねません。
というわけで、まずは内訳をご紹介します。

このように5項目にわけて考えるとわかりやすいですね。
メインとなるのが通信料。それから通話料がかかって、あとは端末代、それからオプションの料金が上積みされます。
割引だけは他と性質がちがい、マイナスの項目となります。
大手キャリアの公式サイトにある料金は、目立つ部分に「割引された料金」が表示されています。なので、基本がいくらなのかわかりづらい。
そこで、こちらでは「割引のない基本の料金」をまずお伝えして、割引はあとでまとめて紹介するという順番にしています。
だから、わかりやすいですよ。
では、それぞれを順番に詳しくみていきましょう!
1)通信料
現在、auの通信料金プランには次の4つがあります(2年契約の場合)。
auピタットプラン | 2,980~6,480円 |
---|---|
auフラットプラン20 | 6,000円 |
auフラットプラン30 | 8,000円 |
auフラットプラン25 Netflixパック | 7,150円 |
auピタットプランは使ったGBに応じて料金が変動するプラン。具体的にはこのようになっています。
~1GB | 2,980円 |
---|---|
~2GB | 3,980円 |
~3GB | 4,980円 |
~5GB | 5,980円 |
~20GB | 6,980円 |
スマホでそんなにネットを利用しないとか、利用するけどほぼWi-Fiでやれるという方はこれがベストですね。多くの人がこれで不自由なくスマホを使えるでしょう。
auフラットプラン20と30は、それぞれ月に20GBまで、30GBまで高速通信できるプランです(超えた場合はすっごく遅くなる)。それとあと1個。
auフラットプラン20 | 6,000円 |
---|---|
auフラットプラン30 | 8,000円 |
auフラットプラン25 Netflixパック | 7,150円 |
3つ目はは25GBのフラットプランにNetflixとビデオパス「見放題プラン」がついてるもの。つまり、
auフラットプラン25GB+Netflix(ベーシックプラン)+ビデオパス「見放題プラン」
と思えばOK。
別で加入すると、Netflix(ベーシックプラン)は650円、ビデオパス「見放題プラン」が500円なので、この2つで動画視聴をしたい方にはいいでしょう。
毎月5GB未満しか使わない。3GB未満をうろちょろ、という方はauピラットプラン。20GBとか30GBギリギリまで毎月使う、という方はフラットプランを選ぶとよいでしょう。
補足:2年契約について
以上は「2年契約」の場合の料金です。更新月(2ヶ月)以外に解約すると、契約解除料9,500円がかかります。
「2年契約(自動更新なし)」だと300円アップとなります。「継続利用契約なし」だと1,500円アップ。
au公式サイトだと、「2年契約」で1,500円の割引という考え方のようですが、むしろ「2年契約」の方を基準にした方がわかりやすいので、この記事ではそうしています。
2)通話料
こちらは電話としての料金です。
auは、公式には上のピタットプランやフラットプランに通話料も含まれているという形にしていますが、分けて考えた方がわかりやすいので、項目を別にしています。
実際、こうして把握するとわかりやすいのです。
通話料としては3種類があります。
シンプル | 話した分だけお支払い 20円/30秒 「2年契約+家族割」適用時、家族間の通話は無料 |
---|---|
スーパーカケホ | 国内通話24時間カケ放題!(1回5分以内) 「2年契約+家族割」適用時、家族間の通話は無料。 |
カケホ | 国内通話24時間カケ放題! |
料金はこちら。
シンプル | 0円 |
---|---|
スーパーカケホ | 500円 |
カケホ | 1,500円 |
これらの料金が、上でご紹介した通信料にプラスされます。
auのサイトでは、auピタットプランやフラットプランがそれぞれ通話プランに応じて分離されてるという形で紹介されてますが、このように、別々でわけて考えるとすっきりします。
3)端末代金
こちらはスマホ本体のお値段。
一昔前は「実質0円」というややこしい販売手法がはびこっていましたが、今はシンプルでわかりやすくなっています。
いくつか例をご紹介しておきます。
一括 | 48回払い | |
---|---|---|
iPhoneXS(64GB) | 119,111円 | 2,481円 |
iPhoneXR(64GB) | 91,111円 | 1,898円 |
iPhone8(64GB) | 84,666円 | 1,763円 |
URBANO V04 (アルバーノ ブイゼロヨン) |
54,000円 | 1,125円 |
Galaxy Note9 SCV40 | 120,000円 | 2,500円 |
HUAWEI P20 lite HWV32 | 30,000円 | 625円 |
4)オプション
auスマートパス | 372円 |
---|---|
auスマートパスプレミアム | 499円 |
テザリングオプション | 500円 |
電話きほんパック | 300円 |
故障紛失サポート with AppleCare Services | 890円 |
auスマートパス/プレミアムはいろいろなアプリが使えたり、クーポンがもらえたり、雑誌が読み放題になるサービス。
注目は、サービスのひとつとしてiPhoneの修理代金サポートがあるところ。プレミアムなら修理代金を最大11,800円補助してくれます(4年で4回まで)。紛失の場合も11,800円がもらえる。
プレミアムでなくても最大10,000円の補助(2年で2回まで)。
これがあれば故障紛失サポート with AppleCare Servicesはいらないでしょう。というか、保証内容が被ってるので両方入ると損です。
5)割引
- auスマートバリュー
- auスマートバリューmine
- アップグレードプログラムEX
- アップグレードプログラムEX(a)
- 初スマホ割
- スマホ応援割
- 下取りプログラム
- 学生割引(25歳以下)
ここはややこしいので、一つずつ見ていきましょう。
-1,000円(条件あり)
auスマートバリューは「auひかり」などの固定通信サービス、または宅内Wi-Fi「auスマートポート」とセットで割引。
auスマートバリューmineはauのWi-Fiルーターとセットで割引。どちらか一方。
auフラットプランの場合は-1,000円ですが、auピタットプランの場合は0円か500円になることもあります(通信料次第)。
13ヶ月目の機種変更で機種代金が最大半額。プログラム料0円。
旧機種は回収されてしまうので、「最大半額」からイメージするほどおトクではないかも。
-1,000円
機種変更でも新規でも、12ヶ月間1,000円割引。
月額例
以上を踏まえて、auのスマホ料金の例を考えてみましょう。
A子さんはこれまでiPhone6sを使っていましたが、iPhoneXRに機種変更をしたとします。はて、月額はいくらになるでしょうか。
通信料 auピタットプラン (2年契約・月2.5GB使うとする) |
4,480円 |
---|---|
通話料 スーパーカケホ |
500円 |
端末代金 iPhoneXR(64GB) |
1,898円
2,050円 |
オプション auスマートパスプレミアム |
499円 |
電話きほんパック | 300円 |
スマホ応援割 | -1,000円 |
1年目:7,211円(税込)
2年目:8,291円(税込)
通信料は少なめで、オプション・割引ともにひかえめな感じで考えてみました。端末代含めて8,000円前後なので、キャリアのスマホ料金としては一般的でしょう。
auの料金表示に注意
さらに詳しい料金情報はauの公式サイトを見ていただきたいのですが、注意点がありあす。
これは他のキャリアでも同じなのですが、auも公式サイトを見ると「すでに割引が効いた値段」がもっとも目立つところにあり、それぞれのサービス本来の値段がわかりづらくなっています。
たとえばこちら。

これだけ見ると、auピタットプランの基本料金が1,980円からなのかと思ってしまいますが、これは「スーパーカケホ」かつ「2年契約」に入り、「auスマートバリュー」と「スマホ応援割」が適用されたときの値段です。
つまり、
+500円(スーパーカケホ)
+0円(2年契約)
-500円(auスマートバリュー)
-1,000円(スマホ応援割)
=
1,980円
という計算結果を表示しています。
オプションや割引が適用されていない、元の料金がわかりにくくなっているというのはソフトバンクと同じですね。あちらよりややマシですが。
まとめ
auのスマホ料金をわかりやすい形で整えてお伝えしました。
これからauでスマホを購入・機種変更するという方も、いま現在使ってるけど料金を把握できてなかったという方も、ぜひお役立てください。
最後に、auの料金をA4一枚で把握できるチェックシートを載せておきます(自作)。よろしければ店舗窓口に持参して、その場で埋めていくなどしてご活用ください。
